【台風のガラス対策は防犯フィルムで飛散物に備えよう】プロが教える対策と費用について┃2021年1月最新版

こんにちは！

防犯フィルム施工センターの中野です！
防犯フィルムの情報を、プロの目線から徹底比較していくことで、防犯フィルムに関する皆様のちょっとした疑問を解決するお手伝いができれば幸いです！

【こんな疑問はありませんか？】台風の時、ガラスが割れないか心配…。防犯フィルムって、台風のガラス割れ防止対策になるの？

ところで皆様は、

・「台風でガラスが割れたって話を聞いたけど、うちは大丈夫かな…？」
・「対策として防犯フィルムの貼り付けを検討しているのだけど効果はあるの？」

といった疑問を持ったことはありませんか？
お忙しい方のために、結論から申し上げます。

ビニール傘が風速30-50 m/sで窓に当たり、窓が割れる瞬間が以下の動画です。

ビニール傘が風速30-50 m/sで窓に当たり、窓が割れる瞬間　引用：「台風の正体（朝倉書店）」

このように、どこでも転がっているものが凶器にもなりうるのが台風です。

今年に来ている台風などは、多くがこの風速を超えるものでしたので、
心配な方は、やはり窓ガラスへの対策は打ったほうがよいでしょう。

その理由は以下の3点です。

理由1：　台風でガラスが割れる主な要因は、強い風によって舞った飛散物。
理由2：　飛散物の打撃による衝撃でガラスを割れにくくするのは飛散防止JIS A5759の基準を満たす飛散防止フィルムか、防犯フィルムがおすすめ。
理由3：　飛散防止フィルムには防犯性能はないので、一石二鳥に対策をするなら防犯フィルムがおすすめ。

【告知】台風のガラス飛散防止対策をしながら防犯にも役立つ、防犯フィルムが15％も割引になるキャンペーン実施中です！

【なぜ風でガラスが割れる？】ガラスが割れる限界と、割れる時の理由

【ガラスが割れる強さとは？】風速48.0 m／秒以上。風「だけ」で割れるのはめったにない。

少しだけ強い風が、吹いただけでガラスが割れていたら大変ですよね？
では設計上、どれくらい強い風になったらガラスは割れるのでしょうか？

調べてみると以下のことがわかりました。

東京都23区に建つ2階建住宅（建物高さ7m）の2階の窓（地上高さ6m）の設計風圧力は約1290N／m²で、
この風圧力に耐えられるようなガラスが使われて いるとします。ここではC＝1.0 とします。
この場合に、設計風圧力を瞬間風速に換算すると、以下の通りになります。

『風速48.0 m／秒まで耐えられるよう設計されている』ということに なります。

【参考】過去に観測された最大瞬間風速ベスト3
● 第1位 85.3m／秒 （1966年9月5日 宮古島）
● 第2位 84.5m／秒以上 （1961年9月16日 室戸岬）
● 第3位 78.9m／秒 （1970年8月13日 名瀬）

ちなみに東京都23区の過去最高最大瞬間風速は、46.7m／秒。
これらのデータは、各地の気象台ホームページなどで、調べることができます。

https://www.asahiglassplaza.net/gp-pro/knowledge/vol10.html

とのこと。
沖縄や離島など、特殊な事情がない限りは、台風の風「だけ」で窓ガラスが割れることは心配することはなさそうです。

ですが、家の周りでもニュースでも、東京で窓ガラスが割れたといったニュースや話を聞いたことがありますよね？
そうした人はなぜ、ガラスがわれたのでしょうか？
もう少し注意深く見てみましょう。

【ではなぜガラスが割れる？】飛散物がぶつかって割れてしまう。

そもそも、ほとんどのガラスは「強い風」だけでは割れません。
その多くが、「風より飛んでた飛散物」がぶつかって割れる事になります。

ガラスはある程度の風には耐えられるようになっているので、風だけで割れる可能性は高くありません。むしろガラスが割れる原因の多くは、風で飛ばされたものがぶつかるためです。
細い木の枝が折れ、看板が落下、屋根瓦や屋根葺き材が飛ぶといった「ものが飛散する被害」が出始めるのは、平均風速20～25m/s（瞬間風速30m/s）以上。さらに平均風速が35m/s（瞬間風速50m/s）を超える猛烈な風になると、外装材が広い範囲で破れて飛散するなど、きわめて危険な状態になります（下表参照）。

つまり、ものが飛び始めるのが、風速20m/s以上ということ。台風の中心付近の最大風速は17.2m/s以上という非常に強い風が吹きますから、「台風が来ている状況下ではものが飛ぶ可能性がある」と用心したほうがいいでしょう。
https://www.ykkap.co.jp/madohint/autumn/02/窓

気象庁が警告している「ものが飛び始める風速」が20〜30m/sになります。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html

ビニール傘が風速30-50 m/sで窓に当たり、窓が割れる瞬間が以下の動画です。

ビニール傘が風速30-50 m/sで窓に当たり、窓が割れる瞬間　引用：「台風の正体（朝倉書店）」

このように、どこでも転がっているものが凶器にもなりうるのが台風です。

今年に来ている台風などは、多くがこの風速を超えるものでしたので、
心配な方は、やはり窓ガラスへの対策は打ったほうがよいでしょう。

【対策には何があるの？】まずは家の周り、ベランダから飛散しそうなものを片付けること

では対策には何があるでしょうか？
ブルーアクアが考える対策は以下のものがあります。

1.　ベランダや庭にものを置かない

無料で、最も早くでき、最も効率的なのは「家の周りやベランダから飛散しそうなものを片付けること」です。
当たり前といえば当たり前なのですが、庭やバルコニーにあるゴミ箱、物干し竿、植木鉢、小石など、大きな風で巻き上げられてガラスに当たりそうなものはたくさんあります。
室内にいれるようにしたりい、ロープで固定するなど、地道ですが根本的な対策をまずはするべきだと考えます。

2.　合せガラスやシャッターにリフォームする

シャッターや合わせガラスにリフォームすることで、そもそもの強度を上げると言う考え方です。
シャッターを付けてしまえば、物理的に強度を上げることができるので、対策としてはかなり効果的と言えるでしょう。
一方、数十万〜百万円単位でコストが掛かってしまうことがデメリットとして挙げられます。

4.　防犯フィルム/飛散防止フィルム

今あるガラスに貼り付けることで、飛散物がぶつかったときにガラスを割れにくくし、割れてしまった場合でもガラス片が粉々にならず、刺さりにくいという機能を持たせることができます。
コストも数万円〜実施が可能なのでブルーアクアはこちらをおすすめしています。
また、飛散防止フィルムには防犯フィルムのような防犯性能（泥棒の叩き割りや焼き破りに対する性能）はありません。
家の安全という意味では、台風だけでなく防犯対策も一緒に一石二鳥で実施していただくことを、ブルーアクアではおすすめしています。

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【防犯フィルムが台風対策に効果的な理由は？】割れにくい、飛散しにくい。

防犯フィルム（飛散防止機能付き）は、台風や突風で窓ガラスに飛散物が衝突しても、防犯フィルムがあると室内側にガラスが飛散しないので、大ケガをする事を回避できます。

アメリカでは一般家庭から企業まであらゆる建築物に使われる必需品のようになっています。
日本では台風や竜巻の備えとしてとり入れるご家庭が増えています。

飛散したガラスの破片で足をケガをするという二次災害を未然に防ぐことができる点も魅力です。
防犯性能のない「飛散防止フィルム」では、こちらは防犯フィルムに比べると衝撃に耐える力が弱く、大きな衝撃に対しては数10個の塊で割れたガラスが飛び散ってしまうことがあります。

防犯フィルムでバッドのフルスイングにも耐える強度に。泥棒は破壊時の音と時間を嫌がります。

【どんな防犯フィルムが台風対策にいいの？】飛散防止JIS A5759の基準を満たす防犯フィルム

防犯フィルム、飛散防止フィルムといっても実に多様な商品があります。
海外製のものなどで十分な性能を発揮できない粗悪な商品もあるので、ブルーアクアは第三者団体が認定している商品、具体的にはJIS A5759の基準を満たす、防犯フィルムを推奨しています。

IS A5759はと具体的には以下のような試験に合格した商品になります。

・A法・・・台風やガス爆発などによる対策試験（衝撃破壊試験＝ショットバッグ試験）
　　　　　　飛散したガラスの大きな破片を10個選び出し、その総質量が80g以下で、かつ、
　　　　　　その最大破片の1個の質量が55g以下とする

・B法・・・地震を想定した試験（層間変位試験）
　　　　　　ガラス飛散防止率は、95%以上（D1）とする。近年では特にB法を重視する傾向があります。

http://qa.sangetsu.co.jp/public/faq_detail.html?id=125

【IS A5759】性能を持つ、防犯フィルム一覧

では、IS A5759の性能を持つ防犯フィルムはどのようなものがあるのでしょうか？
日本の代表的な防犯フィルムの性能を以下に一覧比較しましたので、ぜひ参考にご覧頂けましたらと思います。

【防犯フィルム性能】全8製品の厚さ、特徴、防犯性能を徹底比較

下記に一覧を作成しましました（スマホの方はスライドしてご覧ください）。　　　　　　　　　

（※2017年ブルーアクア調べ　不明なものは記載なし）

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【まとめ】台風対策はしっかりと！念をいれるならIS A5759の性能を持った防犯フィルムを

いかがでしたでしょうか？

今回の結論としましては、

・台風で舞った飛散物により、ガラスが割れる危険性がある。
・対策としてはまず、家の周りのものを片付けること

⇒その後、念を入れるならIS A5759性能の防犯フィルムの貼り付けを

と言えるかと思います。

皆様それぞれに置かれた課題や状況はバラバラかと思います。
ぜひよくご検討頂きまして、皆様の希望にあった商品選びの一助になれましたら幸いと存じます。

もっと詳しいことが知りたい、詳しいお話が知りたいという方は、どんなことでも構いませんので、ぜひお気兼ねなくお問い合わせください。

お読み頂き、ありがとうございました！