【CPマークとは?】CPマーク認定防犯フィルム7種類、性能、価格をまとめました

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こんにちは!
防犯フィルム施工センターの中野です。

なかなかわかりづらく情報収集も難しい防犯対策。
本サイトでは、数千の現場を見てきた国家資格者、防犯フィルム施工技能士の私が、プロの目線からみた防犯対策について皆様にお伝えしています。

【こんな疑問はありませんか?】CPマークって何?付いている防犯フィルムとついてない商品と何が違うの?価格は?

ところで皆様は防犯フィルムをお探しになられる際、

・防犯フィルムを探しているとCPマーク認定品というものがあるみたいだけど何?
・付いているか居ないかで何が違うの?
・付いている商品の種類と価格は何があるの?

と思ったことはありませんか?

今回は通算12,000枚を超える防犯フィルム施工実績を誇るブルーアクアが、CPマークに関連する上記の疑問にお答えしたいと思います。


【CPマークとは】概要と、マーク取得のために必要な試験

1.CPマークの概要

せっかく防犯フィルムを貼っても、性能が低くて結局泥棒に入られてしまったら意味ありませんよね?
質の低い防犯フィルムばかりになってしまうと、業界そのもの信頼性が無くなってしまうことから、フィルム業界が自主的に行政に働きかけ、基準として制定したものがCPマークになります。

警察庁による侵入犯に対する調査をもとに、建物に対する侵入に5分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許される。

出典: www.jlma.org

CPマークは以下のような流れでできました。
警察庁、国土交通省、経済産業省などが中心となり、平成14年 11月25日に官民連携の会議体が構成されました。
また平成15年10月にはそれらが中心となり『防犯性能の高い建物部品』の試験基準が示され、同年11月より試験が実施されました。
平成16年4月1日には、試験結果に基づき、警視庁により『防犯性能の高い建物部品の目録』が公表されました。

これらの製品を施工する際にCPマークが使用されるようになりました。
警視庁も認める5分以上の防御性能がある商品、それがCPマークとなります。

その防犯フィルムを貼ったガラスの打撃実験の様子が以下の動画です。

バットのフルスイングの衝撃を見事に受け止めていることがわかります。

そうしたこともあり、多くの自治体のアカウントも防犯フィルムの貼り付けを推奨しています。

また、第三者機関である国民生活センターによる実験結果でも5分以上の打撃に対しての防御性能が報告されています。

防犯フィルムの施工時に充分な水抜き作業を行い、さらに1か月以上の充分な養生を行った試験体については、焼き破り、打ち破り、こじ破りのいずれの手口においても、官民合同会議が定める所定の防犯性能を有していることが確認された。

出典: www.mlit.go.jp

泥棒が自宅を狙う、もしくは泥棒と鉢合わせするような、「いざ」というときは一生に何度もあるものではありません。
以上のことから、性能に信頼性を置きたい方は、CPマーク認定品を貼り付けることが良いかと思います。

2.「防犯性能」の定義

・「防犯性能」の定義

前述の、官民合同会議では、「建物部品の防犯性能」を「工具類などの侵入器具を用いた侵入行為に対して建物部品が有する抵抗力」として、その評価方法を「試験員が試験工具を用いて試験体の建物部品に対して試験行為を行い、完遂までの時間を計測して行うもの」と定めました。

つまり、同一の環境で工具類などで破壊テストをし、耐えられた時間の多い少ない、こそが防犯性能ということになります。

・防犯性能の基準

(財)都市防犯研究センターの資料によると、侵入に手間取り、侵入をあきらめる時間について「2分」と答えた元泥棒が約17%、「2分を超えて5分以内」と答えた元泥棒は約51%となっています。

つまり、泥棒の攻撃に対し建物部品が「5分」耐えることができれば、約7割の泥棒が侵入をあきらめるということなのです。

官民合同会議では、この「5分」耐えうることなどを当面の防犯性能の基準としました。
目録の作成にあたって、防犯性能の基準として採用した基本的考え方は次のとおりです。

3.CPマークを取るため必要な試験

防犯性能の基準をクリアするために、「ドア」・「サッシ」・「ガラス」・「錠」などの製造企業がそれぞれ試作品を製作し、これに対して実際に試験員がピッキング用具やドリルで開錠を試みたり、バールでドアをこじ開けたり、ガラスを打ち破ったりするなど厳しい試験を行っています。

防犯フィルムは、その多くが総厚350μm以上のポリエステル製で5mmのフロート板ガラスに一枚全面貼りすることが条件になっており、打ち破り試験で打撃を7回加えてもフィルムが破れにくく、剥がれにくいものが選ばれます。

焼き破り等、他の手口についても高い防犯性能を示します。

しかし、防犯フィルムであっても、施工時の十分な水抜き、十分な養生など適切な施工がなされていなければ、本来の防犯性能が発揮されないことから、CPマークを実際の窓等に貼るためには、専門の施工業者に適切な施工を依頼することを定めています。

【CPマーク認定品とそうじゃない商品の違い】第三者による試験があるかないか

1. CPマーク認定防犯フィルムのメリット・デメリット

・メリット:今までご説明した通り、CPマーク認定品は全て第三者機関による審査による認定になります。性能上の信頼性があることが防犯製品上の一番のメリットと言えます。

・デメリット:認定品は価格が市販のものに比べると高く、また施工にはプロに外注する必要があるため手間がかかります。

2. CPマーク認定じゃない防犯フィルムのメリット・デメリット

・メリット:通販で買える海外製の防犯フィルムは、とにかく安いことがメリットになります。
・デメリット:いざというとき本当に防犯性能があるかは未知数です。安かろう悪かろうにならない選択が大事になります。


では、CPマーク認定の防犯フィルムはどのようなものがるのでしょうか?
以下で見て、比較していきたいと思います。

【防犯フィルム性能】全8製品の厚さ、特徴、防犯性能を徹底比較

下記に一覧を作成しましました(スマホの方はスライドしてご覧ください)。         

品番 ULTRA S2200 SH15CLAR-A NANO80CP ルミクール1561UH RIVEX SS1490C LG440 ?SS-400S? <参考:准防犯品>
UltraS600
特徴 ・あらゆる性能がトップクラス
・一流メーカー3M製
・最高峰、薄膜積層構造
・多彩な機能あり
・高い防犯性能
・比較的安価
・バランス良し
・遮熱性は防犯フィルムの中でもトップ ・引き張り強さはトップ ・厚さはトップクラス ・アメリカ開発
・防爆性能
・引き張強さトップクラス ・防犯性能は低いが価格が安い
CPマーク 認定 認定 認定 認定 認定 認定 認定 認定なし
メーカー名 スリーエム ジャパン スリーエム ジャパン スリーエム ジャパン リンテック リケンテクノス ライフガードジャパン サイバーレップス スリーエム ジャパン
定価(税別) 27,500円/㎡ 24,000円/㎡ 31,000円/㎡ 22,500円/㎡ 22,500円/㎡ 25,000円/㎡ 22,500円/㎡ 16,000円/㎡
ブルーアクア取扱価格 18,000円/㎡ 15,300円/㎡ 24,800円/㎡ 20,000円/㎡ 20,000円/㎡ 23,000円/㎡ 20,000円/㎡ 16,000円/㎡
厚さ 417ミクロン 391ミクロン 363ミクロン 395ミクロン 447ミクロン 440ミクロン 447ミクロン 190ミクロン
接着力 14 N/25mm 12 N/25mm ?11 N/25mm 不明 15.7 N/25mm 不明 9.6 N/25mm 24 N/25mm
引張強さ 1115 N/25mm 1290 N/25mm 1120 N/25mm 1600N/25mm 516N/10mm 不明 1170 N/25mm 917 N/25mm
引張り伸び 164% 110% 98% 120% 148% 不明 120% 146%
耐用年数 10~15年 10~15年 10~15年 不明 不明 不明 不明 10~15年
飛散防止効果 JIS A5759の
ガラス飛散防止性能
JIS A5759の
ガラス飛散防止性能
JIS A5759の
ガラス飛散防止性能
有り 有り JIS A5759の
ガラス飛散防止性能
有り JIS A5759の
ガラス飛散防止性能
防虫効果 有り 有り 有り 無し 無し 無し 無し 有り
可視光線透過率 85% 88% 83% 88% 88% 76% 88% 89%
日射吸収率 12% 11% 28% 10% 8% 14% 不明 10%
日射熱カット率 8% 5% 33% 3% 不明 10% 不明 9%
紫外線防止指数 ?UPF50+ ?UPF50+ ?UPF50+ ?UPF50+ UPF50+ ?UPF50+ ?UPF50+ UPF50+
紫外線カット率 UVA・B共に99%以上 UVA・B共に99%以上 UVA・B共に99%以上 UVA・B共に99%以上 UVA・B共に99%以上 紫外線カット率 99%以上 UVA・B共に99%以上 UVA・B共に99%以上

?

(※2017年ブルーアクア調べ 不明なものは記載なし)

いかがでしたでしょうか?

それぞれの製品に長所短所があることがわかったかと思います。
ご自宅の中でもどこに、どんな防犯がしたいのかに合わせた的確な商品選びが重要です。

例えば、多数の窓があり掃出窓全面に貼りたい場合は単価の安いものをチョイスする方もいるかもしれません。
また、天窓に貼りたい場合には紫外線や熱遮蔽効率がよいものがあるかもしれません。
虫が苦手な方は防虫効果が重要な要素になるかもしれません。

弊社では、皆様の課題やお困りごとに合わせた、無料の事前防犯相談、貼り付けカウンセリングも行っております。
資格保持者が丁寧にお答えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

防犯フィルムの効果については下記にくわしくまとめましたので御覧ください!

防犯フィルムに効果がある3つの理由。メリット・デメリット、価格を徹底比較!

価格については下記にまとめてあります!

防犯フィルム業者14社の【施工価格】を徹底比較!プロ向けの防犯フィルム価格・性能一覧もご紹介!

 

【まとめ】防犯フィルムはご自宅の状況と、防犯対策への期待度で選択するのがよいと思います。

いかがでしたか?

予算の問題、防犯性能の問題、皆様それぞれに置かれた課題や状況、重視する点はバラバラかと思います。
ぜひよくご検討頂きまして、皆様の希望にあった商品選びの一助になれましたら幸いと存じます。

もっと詳しいことが知りたい、詳しいお話が知りたいという方は、防犯フィルムのことでしたらなんでも構いませんので、ぜひお気兼ねなくお問い合わせください。

お読み頂き、ありがとうございました!

 

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本文では伝えられなかった大事な事を簡単に、にまとめさせて頂きます。

  • ・空き巣の約70%は「窓」からの侵入を狙っています。
  • ・空き巣の侵入を防ぐには「防犯フィルム」が有効です。
  • ・防犯フィルムを貼ると、窓を破壊するためには大きな音がでて、侵入までに時間がかかり泥棒が嫌がります。


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最後まで記事を読んで頂きまして本当にありがとうございました。


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